こんにちは!えみりです。
最近、結婚したい欲が高まっているのですが夫婦というものに憧れているわけですよ‼
(さっさと結婚したい・・・(;´・ω・) ※現在同棲中)
夫婦、といえばおしどり夫婦という言葉がありますよね。
仲睦まじい夫婦という意味で使われるわけでございますよ!
そしてオシドリという鳥がいるのもご存じでしょうか?
普段あまり見かけることはありませんが、日本にもいる実在する生き物なんです。
でもそんなオシドリ、実は全然おしどり夫婦じゃないんです( ゚Д゚)‼
「あなたのところはおしどり夫婦でいいわね~」なんて言われて喜んでいる場合ではありません!!!
本当に知ってる?おしどり夫婦の語源
おしどり夫婦という言葉はよく使われる言葉ですが、語源を知ってる人は少ないのではないでしょうか?
鴛鴦の契り(鴛鴦之契)という話が大昔、中国の昔の小説(※)に出てきます。
その中の一部で寄り添い合う鴛鴦(オシドリ)が出てくるのですが、そこからきているのです!(諸説アリ)
全面的にオシドリがメインのお話ではありません。
ドロドロした話ですがなかなか面白いので興味があれば読んでみてくださいね。ちなみにオシドリは最後にてろっと!ちろっと!出てくるだけです。
正直、取ってつけられたようなオシドリですね(笑)
(※)捜神記という志怪小説集
オシドリは全然おしどり夫婦じゃない!
え、オシドリはおしどり夫婦じゃないの?( ゚Д゚)エッ、エッ、エッ⁈困惑
・・・そう!何を隠そうオシドリという生き物は一生番い(つがい)ではありません。
オシドリが夫婦で一緒にいるのは繁殖期だけです。
しかも!!!
なんということでしょう・・・次の繁殖期には違うパートナーを見つけて一緒にいるではありませんか・・・
えええええ( ・´Д・`)ただのチャラい鳥じゃねぇか!
その上、子育てをするのはメスだけです。
オスは卵が産まれればスッとフェードアウト。
人間の夫婦でこんなことしたらマジで愛想つかされますよねー。
鳥類(というか動物)なんで正常な関係といえば正常ですけど。
ではどうしてそんなオシドリが仲良く見えたのかというと、一緒に居る時はオスがメスにべったりとつっくついて離れないからです!
まぁ何とも温度差の激しい生き物ですね!(´-ω-`)
理由としては、メスの数が少なく、オスは倍率が高くなるからです。
オスは必死にアピールしてやっっっっっと!振り向いていただいたメスを他のオスに取られないように、離れなくなります。
その場面だけ見たら「おしどり夫婦!」と言われても頷けますよね。
鳥類の中でも一生同じ伴侶!本当のあこがれ夫婦
鳥類は種類によって、いろいろな夫婦体制をとっています。
でも一生伴侶を変えない一途の鳥たちももちろんいます。
これぞ!憧れの夫婦!という鳥がね(=゚ω゚)ノ
- どこでも見かける!カラス
- 動物園のかわいいアイドル!ペンギン
- 美しいし一途って完璧かよ!タンチョウ(あ、鶴です。鶴)
- 助走がないと飛べない!アホウドリ
鳥類で一妻一夫制の種類はあまり多くはありません。
まぁ猛禽類には多いようですが。
ワシ・フクロウ・ハヤブサ・ワシなどがそうですね。
ちなみに鳩はだいたい番いで行動するようです!
鳥類以外でも一生夫婦の動物
基本的に動物は群れで行動していますよね。もちろんそうでない動物もいますが。
群れで行動することにはいろいろ意味があるのですが、群れることで子孫を残す確率を上げているのも理由の1つです。
意味は違いますがグループ交際といえばいい感じに聞こえますね(=゚ω゚)ノ
と、いうことはパートナーに執着しない動物がほとんどです。
種を残すためにはパートナーを取捨選択している暇なんてありませんからね!
しかし、中には人間と同じようにずっと同じパートナーと夫婦で居続ける動物もいます。
キツネやたぬきもずっと同じパートナーと夫婦でいる動物です。
なんか、たぬきが一生番いだと知ってからジブリ映画「平成狸合戦ぽんぽこ」を観ると愛おしく感じました(笑)
それは多分わたしだけか・・・(。-∀-)
オオカミも群れで行動しますが、オオカミも番い(つがい)の動物のうちの1種です。
仲のいい夫婦という意味で使える言葉
ここまで読むと、おしどり夫婦という言葉があんまり意味のないことが分かりますよね(笑)
じゃあおしどり夫婦に変わる「仲睦まじい夫婦」を意味する言葉はないのか⁈と思いますよね。
安心してください、ちゃんといいのがありますので( *´艸`)
それが
比翼の鳥
連理の枝
でございます°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
中国の詩人、白居易は知っていますか?
わたしの記憶が正しければ学校の授業にも出てきたはずです。
白居易の有名な漢詩で長恨歌があるんですが、そのお話をさらっとあらすじをお話しします。知っててもお付き合いくださいませ・・・m(__)m
昔の中国に玄宗皇帝という王がいて、美女をずっと探し続けているのですが、ある時やっと理想の美女を手に入れます。
その美女というのがかの有名な楊貴妃です。
王は楊貴妃に溺れてしまい、政治をおろそかにしてします。
それを見かねた民衆は反乱を起こすのです。
しかし王に呆れていた臣下たちは反乱を起こす民衆から、王も楊貴妃も助けることもせず、ついには元凶だと思った楊貴妃を亡き者にします。
その後、国に戻った王でしたが悲しみに暮れて楊貴妃を探し求めるのです。
見つかった楊貴妃は仙女となっていましたが、王に形見の品とある言葉を渡してほしいと頼みました。
長くなりましたが、あらすじはこんな感じです。
最後にある言葉を渡すのですが、その言葉が
在天願作比翼鳥、在地願爲連理枝
(天にあっては願わくは比翼の鳥となり、地にあっては願わくは連理の枝となりましょう、と。)
出典:Wikipedia
という言葉です。
比翼の鳥とは、二羽の雌雄の鳥の羽根がくっついてしまったため、息を合わせないと飛ぶことができない鳥のことです。
連理の枝とは、2本の枝がくっついて1本の枝のようになった枝のことを言います。
生まれ変わっても、空でも地上でも離れない関係のことですね!はぁ素敵( ;∀;)
まとめ!
世間でおしどり夫婦といわれている有名人夫婦でも別れてしまった夫婦も割といますよね。
そういう報道が出るたびに、わたしは「おお、ここの夫婦は本物のオシドリじゃったのか・・・」と思っています。
ああ、なんて腹黒い女なんでしょう・・・
だから結婚できないのかも(=_=)
比翼の鳥・連理の枝、以外にも仲睦まじい夫婦を意味する言葉がありましたら、ぜひ教えてくださーい!
以上!結婚はしたいし知りたがりだし、欲張りなえみりでした(=゚ω゚)ノ